令和元年5月31日、蒲郡市のみかん農園にて、ドローン体験&農薬散布実演会を開催しました。
主催は蒲郡柑橘同志会 農政、情報経営部会で、参加者は、同志会の農家の方、JA蒲郡、農薬取扱会社など、合わせて20名程参加しました。果樹園において農薬散布ドローンは有効かどうか、実際に散布する事で、共に検証しました。終始和気あいあいとした雰囲気で、生産的な意見交換が活発に行われました。
結果としては、果樹において、十分に実用可能であるという感想を頂けました。
散布した機体は、株式会社 Infini-D 弊社のエアファーム61。6枚羽根、散布ノズルは4つ、タンクは10Lタイプ、最大1haを10分で散布が可能な機体である。
最初のデモンストレーションでは、水の散布パターンや、マップデータから範囲指定し、自動航空による散布を確認して頂いた。
みかん園では農薬ジマンダイセンを散布。葉には均一に散布されている事が確認できた。蒲郡では、山間にある果樹園が多く、陸上の自動散布機の使用が難しい。短時間で空中から散布完了できた事に非常に興味を持って頂いた。
課題としては、平らな水稲とは違い、伸びた枝、背の高い樹木などの障害物が多く、注意が必要であり、今回の散布でも、少し高いところから散布せざるを得ない状況であった。
株式会社Infini-Dでは、高い位置から効率よく葉に付着できるシステムを開発中である。